設備の詳細

マルチスライスCT

 多層スライスCTにより従来の横断面に加え冠状面(前後に分ける垂直面)、矢状面(左右に分ける垂直面)を作成可能なので、臓器ごとに腫瘍や炎症、リンパ節腫大等がわかります。安心で信頼性の高い診断を提供いたします。
また、現在がん死因の第1位である肺がんの診断にもっとも大きな力を発揮します。 頭部CTにより脳出血 脳梗塞を診断することができます。

最新鋭内視鏡機器

 がん治療において、世界的にも有名ながん研有明病院で経験を積んだ消化器内科担当医師が内視鏡を行います。「トップレベルの技術」、そして「痛みの少ない内視鏡検査」に加え「ハイビジョンの拡大内視鏡など最新鋭の機器」が揃うのが特徴です。拡大内視鏡を用い、病変を100倍にズームアップさせる事で、病変が腫瘍かどうか、腫瘍なら良性か悪性(がん)か、がんならその深達度や範囲をその場で診断します。

 上部内視鏡では、経鼻内視鏡もそろえており、咽頭の不快感を軽減した内視鏡を受けることができます。ピロリ菌の診断もその場で施行し検査日より除菌治療を行うことができます。
下部内視鏡検査では、5分ほどで内視鏡が奥まで挿入される「軸保持短縮法」を用い、患者の体の負担を軽減します。ポリープがあれば大きくないものであればその場で切除いたしますので、余計な入院をさせません。

 「内視鏡は患者様に安全に、かつ苦痛を与えず楽に行っていただく。」との考えから、原則軽い静脈麻酔を併用し行っています。胃・大腸内視鏡は、非常に安楽・快適で、患者様から本当に検査を行ったのか疑われることもあるほどです。麻酔薬はすぐに覚醒するものを使用していますので、検査後の生活も支障がありません。

 検査をしたその日に画像を見ながら、症状について詳細な説明を行います。胃がん、大腸がんの患者を少しでも減らしたい、という強い思いで日々診療にあたっています。


苦痛の少ない内視鏡

超音波機器

 超音波検査は、体内に超音波を発して臓器からの反射を利用して凹凸や占拠病変(腫瘍等)を診る機器です。がん(肝臓がん、膵がん等)、胆石、胆のう、ポリープ等の発見に臨みます。X線検査とは違い、被ばくがなく安全性の高い検査です。
当院は2021年に新たな検査機器としてGE社の「LOGIQ P9」を導入しました。画質や操作性、診断精度を高める専門機能が充実。
再現性の高い肝硬度計測など、診療科に応じた多彩な計測、評価も可能になりました。

X線装置

 X線(レントゲン)は体内の様子知るうえで最も基本となり重要な検査と言えます。胸部レントゲン検査では、肺炎の早期発見、肺がんの診断を行うことができます。また、腸管ガス像をみることにより腸閉塞等も早期発見できます。

 検査は随時施行します。待ち時間なく、検査を受けることができます。
胃・大腸内視鏡の予約は随時受け付けております。

電話:0265-22-0532

その他の設備

リハビリ室

 リハビリ治療に経験豊富な理学療法士をそろえ、入院患者さん、通院患者さんの強い味方です。
老人保健施設(千年の緑)のデイサービス、デイケアを利用されている方にもお使いいただいております。


点滴室・リカバリー室

 外来診療で点滴や投薬が必要な方、鎮静剤を使用した内視鏡した方にゆっくり休んでいただけます。


介護浴槽

 主に入院患者さんに使用していただき、浴槽と手すりとの組み合わせで安心して入浴できます。介護入浴装置を完備し、寝たきりの方でも気持ちよく入浴していただけます。


病室

 地域包括ケア病床13床、医療療養病床9床があります。菅沼病院介護医療院は10床になります。