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内視鏡治療はどんな治療？（日帰り内視鏡手術）

　大腸カメラで発見された大腸ポリープや早期がんの内視鏡的切除（ポリペクトミーや粘膜切除術）を検査施行当日に行っています。
　切除を受けられた方は治療後に数日、食事やアルコール摂取、運動の制限をしなければなりません。 詳しくは検査予約時に医師・看護師が詳しく説明します。


1.　ポリペクトミー

S状結腸に15mm程度の隆起病変存在します。 近づいてみると茎があるのがわかります。 青い色素をまくと表面の性状と全体像もよくわかりました。
クリップにて茎の血流を遮断し、スネア（金属の輪）にて病変を絞扼し高周波（電気）を用いて切除します。 きれいに取れました。切除面に血管があることがわかります。 切除部位は、出血予防のためクリップで縫縮します。クリップは傷口が治ると自然に取れて便と一緒に出てきます。

2.　粘膜切除術

S状結腸に12mm程度の平坦な病変が存在します。 青い色素をまくと病変の存在と範囲がはっきりします。 病変と筋層の間に生理食塩水を細い針で注入します。
スネア（金属の輪）にて病変を絞扼し高周波（電気）を用いて切除します。 切除部位に病変の遺残がないか確認します。きれいに取れました。 切除部位は、出血予防のためクリップで縫縮します。クリップは傷口が治ると自然に取れて便と一緒に出てきます。

　上記のポリペクトミー、粘膜切除術の病変はともにAdenoma（腺腫）と呼ばれるものでがんの組織はありませんでした。ポリープは10mmを超えてくるとがんの成分が混じることが多くなります。早い段階で切除することをお勧めしています。


　病変が極端に大きかったり、出血のリスクが高いと判断される、入院が必要な症例は、関連病院に紹介の上、責任をもって治療いたします。