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下部内視鏡検査(大腸カメラ)はどんな検査?

 大腸内視鏡検査は、大人の人指し指ほど太さのスコープを肛門から挿入して、小腸の出口(回腸末端)、盲腸、結腸、直腸を観察します。先端に内蔵されているCCD(ビデオカメラ)で、画像をモニタで観察し、同時に写真を撮ります。また、体に害のない安全な色素を散布し、詳しく観察することもあります。必要に応じ、ポリープや大腸の粘膜の一部を採取し(生検)、組織検査をする場合もあります。20mm程度までのポリープであればその場で切除します。組織検査やポリープ切除を行った場合などは、結果がでるまで2週間程度かかります。 当院では、苦痛を和らげる鎮静剤の使用することができます。拡大内視鏡というポリープの表面をよくみるための内視鏡も完備しています。 希望があれば、同日に上下部内視鏡両方を受けることができます。


 大腸内視鏡は前処置と言って、腸内を洗浄し、便がない状態にしないとよく観察できません。
前日から検査食を食べていただき、腸がきれいになりやすい状態にします。当日は朝から腸管洗浄液「液体の下剤2L程」を自宅でゆっくり飲んでいただきます。元々 便秘がちの人やお腹が張りやすい方などは、事前に相談してください。