寒暖定まらない早春ですが、花粉の飛散のニュースが聞こえる時期になりました。

当院ではアレルギー検査装置を導入しています。お子様を含めて安心かつ簡易に、短時間で41項目のアレルゲンを検査することができ、適切な診断や治療（紹介）につなげます。

【ドロップスクリーン検査とは】
当院に導入されているのは「ドロップスクリーン」と呼ばれる検査装置です。この検査は注射器を使いません。指先から少量の血液をスタンプで採血して測定するだけで、花粉症や食物アレルギーなどの原因である41項目のアレルゲンを調べることができます。 検査の結果は約30分程で出ます。

花粉症や食物アレルギーなどのアレルギー患者は増加傾向にあると言われています。アレルギー疾患の診断・治療では、関係するｌｇＥ抗体の検出や原因アレルゲンが何かを把握することが大切になります。気になる症状がある方は検査を含めてご相談ください。

【検査費用の目安】
検査費用は、医療保険3割負担の方で4800円程度になります。子どもの医療費助成は各自治体によります。診察料や処方箋料などが別途かかります。

【４１の検査項目】
４１の検査項目は次の通りです。
『食物系』
・鶏卵（ランパク、オボムコイド）
・牛乳（ミルク）
・小麦（小麦）
・豆　穀物　種実類（ゴマ、米、ソバ、大豆、ピーナッツ）
・果物　野菜（トマト、バナナ、キウイ、リンゴ、モモ）
・肉類（鶏肉、牛肉、豚肉）
・魚類（マグロ、サケ、サバ）
・甲殻類（エビ、カニ）
『吸入系・その他』
・ダニやほこり（ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ、ハウスダスト）
・動物　ペット（ネコ、イヌ）
・昆虫（ゴキブリ、ガ）
・樹木花粉（スギ、ハンノキ、ヒノキ、シラカンバ）
・イネ科花粉（カモガヤ、オオアワガエリ）
・キク科花粉（ブタクサ、ヨモギ）
・真菌　カビ（アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ）
・その他（ラテックス）

アレルギー検査ポスター