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2023/04/07

ピロリ除菌で胃がん抑止



ピロリ菌って言葉を聞いたことがありますか?

除菌すると、胃がんの発症リスクを抑えるとされています。

そんなピロリ菌に関する話題が3月末に報道されました。

ピロリ菌感染による胃がんの発症リスクを大きく高める遺伝子の変異が複数発見されたそうです。

これらの遺伝子変異がある人は、ピロリ菌の除菌による胃がんリスクを下げる効果がより大きい可能性が指摘されています。

胃がんを防ぐためには、ピロリ菌検査でピロリ菌に感染しているかどうかを調べることが重要です。胃炎や胃潰瘍などの症状がある人が、この検査を受ける場合は健康保険が使えます。

感染が認められた場合は、飲み薬による除菌治療を2回目までは保険診療で受けられます。

ピロリ菌を除菌すれば多くの場合、胃がんになる可能性が大きく下がりますが、ゼロになるわけではありません。

なぜなら、胃がんになるかどうかは、ピロリ菌が胃にダメージを与え続けていた期間が影響するからです。

そのため、内視鏡検査で胃粘膜の萎縮の状況をチェックすることも大切です。

胃の粘膜の萎縮があると診断された場合は、定期的に内視鏡検査を受けることをおすすめします。

当院では、ピロリ菌の感染検査と除菌、内視鏡検査のいずれも受けられます。

問い合わせは菅沼病院(電話0265-22-0532)へ。