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2022/09/01

内視鏡AI体験 院長の症例も「教師」役に



AIが胃がん発見をアシスト!?

院長の内視鏡症例も「教師」役に

県内初の体験会

 

 内視鏡の画像と連動して、AIが胃がんかどうかを鑑別する「内視鏡AI」の体験会がこのほど、当院でありました。「判断に迷うのでは」と見込んだ当院の症例も交えながら、年内にも薬事承認が期待されるAIシステムの実力を試しました。

 体験会では、内視鏡を通じて胃の内部をとらえた画像にAIが反応し、腫瘍性か否かを鑑別。腫瘍性とした場合は、その領域とともに、確信度を「%」ではじき出しました。

 この内視鏡診断支援システムを手掛けたのは「AIメディカルサービス」(東京)。内視鏡治療数国内トップクラスの「がん研有明病院」(東京)をはじめ、100を超える国内外の医療機関と共同研究を進めてきたそうです。

 当院長が「がん研有明病院」在籍時に手掛けた症例も多く活用されていることから、長野県内では初めてとなる同社の体験会が実現しました。

 多様な症例がAIの学びを深める「教師」データになるそうで、当院が今回提供した症例も近い将来、どこかの臨床現場で胃がん発見の一助になるかもしれません。

 

写真:AIが内視鏡を通じた画像から、がんの確信度「73%」と鑑定